継続が苦手?
私はコツコツ続けるのが苦手。決めた事をやるのが苦手。日記も続いた試しがない。継続は苦手でそれはずっとダメなことだとしか思えなかった。
けれど今は継続に対する認識が違っただけなのかもと思える。別にダメじゃないし、私には私に合う継続があり私に合うペースがある。
継続が苦手だと思い込んでいたのは「毎日必ず!どんな時でも!」という継続やプレッシャーが苦手なだけで、自分に合うペースなら自然と継続出来ていたりする。それに自分の体調や気分でやったりやれなかったりする、ということは自分自身の身心の変化をしっかり感じとって休んだりやめたり、自分で調整出来ているということ。やる気になった時にやる楽しさと集中力を大事に出来ているということ。
どんな時でも毎日コツコツ継続出来るのと比べてどちらが良いかではなく、どちらも良い。タイプの違い。
子供の習い事などもそうだと思う。子供のタイプによってやり方を変えたら良いし、楽しい方が絶対集中する。吸収がはやい。上達する。好きこそものの上手なれ、だ。
私の継続にはそれを楽しむこと、好きになることが不可欠。自分が継続したいことを楽しんで好きになるには?を考えたら、私は断然自分のペースで休みやすみ出来ることが大事。やりたい気持ちを熟成すること。それがいい。
生き物には様々なタイプがいる
自分がHSPだと知ってから、関連の情報が目につくようになり本も読んだ(『ひといちばい敏感な親たち 子育てとHSP気質 』エレイン・N・アーロン著)。その中に「高敏感性( Highly Sensitive: H S)は、人口の約20パーセントにみられる生来の気質である。100を超える種に同程度の割合で H Sが見られることから、これは成功した代替(生存)戦略と呼べるだろう。」とあった。そこと鹿を例にした具体的な生存戦略の内容を読んではじめて「種として生き残るために最初から色々なタイプの性質があるんだな、周りと同じでないのは悪いことではないのか」とすっと胸に入った。違って当然だったのか。なら周りと違う生き方をしてもいいよね、と頭がゆるんだ。私は私に合うやり方で生きていいんだ。
みんなそれぞれ個性がある。それは当然なのに、それを尊重出来ない社会は窮屈で、そこを自分で認めてあげられないことは辛いよね。
体調不良と自己否定
体調が良くなくて思うように動けない時も自己否定に繋がりやすい。それが例え些細な体調不良でも。体調不良は身体からのサインなのに、休むのではなく無理をしてやるべきことをやらなければ、という思考になる。それが出来ないと、自分はダメだなぁ、になる。それが身体的不調ではなく精神的不調だと尚更。疲れ、ダルさ、頭が重い、動きたくない、気分が憂鬱、それらは休む理由にはならない。この考え方は親の躾とか社会の風潮とかから始まっているのかな。
仕事や学校、習い事などを休む=良くないこと=休む自分はダメな弱い人間
そういう思考が私の根底に確かにある。
自己否定のはじまりは?
なぜこうも私はこれまでずっと自己否定してきてしまったんだろう。
小学校低学年の頃にはもう「良い子でありたい」という気持ちは少なからずあったように思う。それがいつの間にか良い子じゃない自分はダメ、になってしまったんだろうか。
気分の波、体調のリズム
私は学生時代から気分の波が激しくて、やる気になっている時と落ちている時の差が大きく、それはずっとダメなことだと思っていてやる気になれない自分を否定し続けてきた。
それがここ二、三年でかなり緩んできた。
波は誰しも必ずあるもので、心身のバランスを調整しているだけなんだと。
だから上がったら、落ちる。
落ちたら、上がる。
落ちることも必要だったんだ!
そうわかってからは以前程気兼ねなく休んだりダラダラしたり出来るようになった。
ということで、昨日も一昨日も家事よりお昼寝を優先した。カレーは作ったし。何も考えずぼーっと動画も見た。
月経前や月経中は特に猛烈に眠くなる私。昨日はお昼寝を3時間して、かついつも通り21時就寝。いくらでも寝れる。笑
それができる環境に感謝。今や家族公認だし。(眠い=電池切れ、充電が必要、といつも言っていた成果)
眠い、何もしたくない、そう自分自身が感じる感覚を大事にして、こうやって充分休んでチャージできると、また自然に上がってくる。むしろそこを大事にした方がスッキリしてスッと上がってくる。という事がやっっっとわかった。
そしてやる気になれない時の自分や周りに対しても、ダラダラも大事ゆっくり休んでと優しくなれる。
私の苦手
今日は私が自分の棚卸しであげた苦手なものの話を。とりあえず箇条書きをそのまま。
-掃除、整理整頓、片付け、洗濯
-激しいスポーツ、球技(とくに小学生の頃ドッヂボールは恐怖でしかなかった)、筋トレ
-マルチタスク
-計画を立てて実行すること
-スケジュール管理
-継続
-夜更かし、徹夜、睡眠不足
-締切り
-前もって終わらせること
-ネットでの買い物
-旅行の計画
-お金の管理、節約
-エアコン(冷房暖房共に)
-家電や換気扇の音、低音で響く音、大きな音、大きな声、怒鳴り声、車のクラクション、ヘリコプターの音
-タバコの匂い、香水の匂い、人工香料の匂い
-ホラー、アクションもの、暴力的なもの
-悪意
-テレビ
-デジタルなもの
-自分の意見を言う、主張すること
-人前で話すこと
-大人数で話すこと
-会話、積極的に話すこと
-SNS、特に大人数でのグループ内のやりとり
-皆に合わせること
-何かを断わること
-否定されること、怒られること
-任せること
-頼ること
-教えること
-リーダーになること
-人混み
-渋滞や交通量の多い場所での運転
-一車線の道路を運転していて後ろに車がいること
-誰かを乗せて運転すること
-自分のペースで運転できないこと
-クラクションを鳴らすこと、鳴らされること
-長距離運転
-甘過ぎるもの、辛いもの
-飴やガム
-ジャンクな食べ物、油っぽい物
-英語、英会話
-物を捨てる事
-まだ使えるものが捨てられる事
-環境破壊、ゴミが捨てられているのを見る事
-虐待、いじめ、自殺、殺人、戦争、災害
-電話
-zoom
-初対面の人との会話
-会話中の沈黙
-論理的に考えること
-パソコン操作
-本音を話すこと
-速いスピード
-追い立てられること
-タイムスケジュール通りに行動すること
-起こされること
-寝ている人を起こすこと
-外が見えない部屋
-先のこと、将来を考えること
-お金を稼いだり増やしたりすること
-自分勝手な人
-表面だけの付き合い
-義父母との会話
-情報整理
-病院
-歯医者
-美容院
-学校
-買い物
-ばったり知人や友人に会うこと
-お酒
-飲み会
-打ち上げ
-面談、面接
-ヘアメイクや自身を着飾ること
-言われた通りにやること
-LINEでスタンプを使うこと
沢山あるなぁ。改めてこれを書き出し、自分は色んな刺激に過剰反応するタイプなんだなとわかった。HSP(繊細さん)ってこういうことなのか。でもアメリカに住んで人間関係が激減し、両親や義両親と物理的に距離ができ、周りが英語なので不用意に入ってくる(文字や他人の会話からの)情報も激減し、日本に住んでいた時よりもだいぶ楽になった。
これらの苦手も、苦手なままでもいいんだと思えるようになった。短所と長所は裏表なのだから、短所を無くしたら長所まで消えてしまうのかもしれない。短所と長所、両方ともあって私らしさが出来ている。
本来の自分を解放
自己否定の重しから解放されて、そのままの自分を認めて愛せるようになり、心がものすごく軽くなった。軽くなってはじめて、よくその重さにずっと耐えていたなと驚いた。
解放された途端にすごいスピードで私の世界が進み始めた。これまではやりたいと思ったこともこんな自分には無理だと諦めていたのに、やってみよう、に変わった。踏み出してみたらそれを応援してくれる人が周りに沢山現れた。